2005/09/15
久々に良い旅をしてきました。今、旅の余韻に浸っています。行って来たのはトルコのイスタンブールとカッパドキア。よく旅人同士で「どこが良かった?」という話になると必ず出てくるのが、イスタンブールとマラケシュ。モロッコのマラケシュは数年前に行ったのですが、何故かイスタンブールは行く機会がなくて、ようやく実現しました。イスタンブールには1週間程いたのですが、とにかく毎日忙しかったです。もちろん見所も多く撮影する所が一杯あったせいもあるのですが、とにかくそこいら中で声を掛けられるのです。大半は絨毯屋の呼び込みなのですが、それ以外にも様々な人が声を掛けてきます。そして決まって「チャイを飲んでいけ。」そして少し親しくなると、「食事をしよう。」となります。そんな調子で毎日夕食の予定が決まり、足りなくなると昼食の予定まで埋まってしまいます。一人旅をしていると普通一人で食べる夕食が淋しいのですが、今回はそんな心配は全然ありませんでした。最近世界中どこへ行っても大都会は同じようになってきてしまいましたが、イスタンブールは違いました。人々の発するエネルギーに溢れていて、こちらもどんどん元気になってゆきます。東京に帰ってきて地下鉄に乗った時、車内の光景に呆然としてしまいました。イスタンブールではうるさい位人々の話し声に満ち溢れていたのですが、TOKYOメトロの車内はシ〜ンと静まりかえり、皆ボーっと薄明るく光る携帯の画面を見つめています。僕はSF映画の中に迷い込んでしまったような錯覚に捕らわれました。確かに薄明るく光る画面の向こうにも人がいて、人は人とのコミュニケーションを求めている。
でも、、。僕たちは本当に進歩してるの???
photographer 大塚佳男
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